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管理者になって半年が経ちました。

管理者になって半年が経ちました。

秋なのに猛暑日が続いた去年の9月に現在の職場へ転職しました。
それと同時に、株式会社ARCEの部長兼デイサービス UP Lifeの管理者になりました。

そして、3月現在で半年が経過しました。

その間に利用者への介入はもちろん、サービスシステムの作成や人材育成、集客のための営業等、様々な業務を行ってきました。

楽しいこともあれば、正直イラっとすることも。今はただ、「この会社が世の中を良くするために何が出来るのか?」だけを考えて環境・人材作りに勤しんでおります。

今回はその中で経験したことを備忘録的に書いていきます。読者の得になるかどうかは分かりませんが、新米管理者の頭の中を見るにはちょうどいいのではないでしょうか。

目次
  1. 管理者の仕事内容
  2. 管理者は期待と苦悩の繰り返し
  3. 理想の管理者像は"動かない・喋らない・何もしない"

管理者の仕事内容

自宅の本棚の一部です。将来の夢は居酒屋を開いてのんびりと余生を過ごすことです。
そのためには、今を頑張らなければなりません。仕事中は会社でやるべきことをやり、仕事終わりは美味い一杯を飲む。これが僕のルーティーンです。

さて、みなさんの「管理者」のイメージはどんなもんでしょう?

大体の人が
・現場には一切出ずにパソコンとばかり向き合う
・口は出す、手は出さない
・そもそもに何やっているのか分からない

と、思っているのではないでしょうか。

僕も管理者として働き始めた時は、そもそも管理者って何やんのよという状態でした。職員に年上はいるし、そもそも自分自身が26歳なので管理できるかどうか問題もあるし、介護保険&自費リハビリ分野で働いたことないし。戸惑いしかありませんでした。

さて、管理者とは何でしょう?

【管理者】
一般的に施設や団体などを管理し運営・経営を行う者、またはそのような組織を指す。
引用:Wikipedia

正直よくわからないので、色々と調べた結果を自分なりにまとめてみました。

管理者を説明すると、どうしても業務範囲が広すぎるので抽象的になりがちです。
そこで、実際に行っている業務をある程度まで具体化してみました。
ちなみに、立ち上げたばかりの会社(スタートアップ)なのでやることが多いです。

一部管理者業務だけではなく、部長業務も混ざっていますが、大体こんな感じです。これでも全然一部ですね。

管理業務をやり始めて数か月して思ったのは「仕事があふれるように湧き出てくる」ということです。

正直、管理業務はやろうと思えばめちゃくちゃ楽に仕事ができます。必須業務は請求・登録業務くらいなので、それさえ出来れば会社にお金が入るようになります(介護保険施設の場合)。
しかし、後先のことを考えると社員教育や報告業務を行っておかないとえらいことになってしまいます。

そして、管理者において重要な業務と言えば緊急時の対応です。

例えば、デイサービスで利用者が転倒しました。

その時に、大体以下のことを行います。
・緊急時対応
・家族&ケアマネ&自分より立場が上の役職への報告
・アクシデントレポートの記載
・転倒させた職員への指導
・転倒した環境の整備
  等

一番、管理者に負担が少ないのは転倒した事実を隠すことです。

正直、転倒はその場の対応だけでなく転倒後に管理不足だと罵られ訴えられたりケアマネや家族、本人からの評判が落ちたりと良いことはほぼありません。そもそも、良いことをしようと思って転倒させないしね。

そこで、管理者Aさんは事実を隠蔽し、管理者Bさんは上記の5つの対応を適切に行いました。そうするとどうなるか。

どうみたって管理者Bさんの対応の方が良いです。

しかし、こういうものは報告に使う労力が半端ない。めっちゃ半端ない。
自分たちが悪いのは承知の上で、怒られてるのは目に見えているし訴えられることもありえるしその後の対応も色々やらないといけないし。

管理者は色々な業務に加え、責任を直接的に取らなければなりません。管理者は現場の生命保険みたいなもんです。

管理者は期待と苦悩の繰り返し

まじでこれ。最近すごく思います。
恐らく、これを読んでいる世の管理者はうなずいてくれているのではないでしょうか。

管理者は何に「期待」して何に「苦悩」を抱くのでしょうか。

主に期待するのは以下のもの。
・職員の成長
・職員の自主性の向上
・利用者の満足度の向上
・サービスの質の
向上・業績の向上

そして、苦悩するものは以下のもの。
・職員が言ったことを思うように出来ていない
・職員によって成長する部分・速度がバラバラ&受け身
・利用者や家族とのトラブル
・思うようにサービスの質が向上してこない
・業績が上がらない

察しの良い方はお気づきだと思います。

期待していることと反対のことが起きるので頭を抱えることになるわけです。人生、楽があれば苦もあるけど管理者には苦がほとんどです。

管理者という立場は責任が強くのしかかります。そのため、手の行き届いた細かい準備も広く・高い能力も必要です。加えて、プレッシャーとストレスと人と環境と闘わなければなりません。

そして、何より管理者になりたての頃には「自分に管理者が務めるのか?」という不安が重くのし掛かってきます。

これに対処法なんかありません。

とにかく、最悪のシチュエーションを何百個も想像してその時の対応をとにかく調べる。そして、組織が向かっている目標とそれに基づく課題をどれだけ主観・客観的に明確にできるかが一歩目にやるべきことだと僕の少ない経験上では思うことです。

ただ、いくら計画したところでその通りに行くことは無いです。でも、計画したものを形に残しておかないと見直しも軌道修正もできません。

さらに、Try&Errorとは言っても必ずTryすら出来ない課題や解決策の分からないErrorにぶち当たります。

色々なことに揉みくちゃにされて、色々なことを試して、色々なもがき方とした結果に行き着いた答えは「悩みながらチームメンバーと一緒に走って学んでいくしかない」です。自分だけで解決しようとしたら絶対に無理だと思います。
今のところの僕なりの答えなので、また明日には変わっているかもしれません。

それでも、この仕事は愚直に向き合えば向き合うほど、やりがいと使命感に溢れています。

自己承認欲求は満たされ過ぎるほど満たされるのが特徴です。そして、自分が所属している会社が好きじゃないと続けていけないと思います。

理想の管理者像は"動かない・喋らない・何もしない"

サボってるって意味じゃないですよ。

世間が思う管理者像の「動かない・喋らない・何もしない」。これが僕の理想像です。
しかし、これには良い例と悪い例があります。車で海に行く旅を例にしてみましょう。

まずは良い例から。

この場合、基本的に管理者はOKサインを出すだけが仕事です。

要は、現場の職員たちで
①目標と計画設定が出来る(やるべきことがわかる)
②やっていく中でトラブルを発見できる(問題・課題発見&報告できる)
③解決案と次回の改善案が出せる

という本来は管理者がやるべきことが出来てしまう状態を作れたら最高ということです。

これには、職員に備わっていて欲しい癖と心構えが5点あります。
①当事者意識
(チームで起ったことが自分毎のように捉えて取り組めること)
②PDCAサイクル癖
(物事をモニタリングする癖)
③報告・連絡・相談癖
(漏れなくダブリなく分かりやすく)
④準備・調べ癖
(何かを行う・報告するための準備や必要事項の事前調査などを行う)
⑤目標設定や課題解決に必要な知識・経験
(海に行くなら、目的地やルートを立案できるだけの知識や経験など)

専門職だろうが一般職だろうが、①~④までの項目は共通して必要な能力かもしれません。

要は、当事者意識を持った上で頭と体を使ってくれる人材が一人でも多い組織になってくれるとGoodってことです。それがあれば専門的知識は鬼速で付いてきます。

そして、悪い例。

「俺がいないとダメだな!」系と「今日もめっちゃ職員指導したわー疲れたわー」系と「俺の能力すごくね?」系の管理者はろくでなしってことですね。多分、平社員としては優秀ですが管理者として邪魔です。

個人的に管理者として絶対やってはいけないことは「○○(他の人の名前)さんが〜って言ってました」と、伝達事項を自分の言葉として伝えられないことです。

言動に当事者意識を持てない&伝達が相手が言った言葉をそのまま伝えることと認識している人が管理者になったら、どエライ組織になってしまいます。

というわけで、まだ半年しか経験していませんが管理者についてまとめてみました。

僕も元々現場で働いていた人間なので、現場で必要なスキルが日に日に落ちていく寂しさを感じる反面、それ以上のものを職員が利用者に提供できていることに誇りを持っています。

今後も色々と苦労するとは思いますが、小さなことからコツコツとチームの骨と肉を太くしていきたいと思います。

ここまでご覧いただきありがとうございました!


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